蕎麦の効能

2.1 毛細血管の働きを強化するルチン
ルチンはポリフェノールの1種です。ポリフェノールとは果物、野菜、お茶など植物性食物に含まれる抗酸化作用(細胞の老化の原因となる活性酸素を作らせない、または無毒化する作用)を持つ化合物です。
ポリフェノールの仲間には、緑茶に含まれるカテキン、ブドウやブルーベリーに含まれるアントシアニン、大豆に含まれるイソフラボンなどがあります。
ここからは、ルチンの効果を紹介します。

① 血管を丈夫にする。

ルチンは弾力が減って損傷しやすくなった毛細血管を修復し、丈夫にします。
その結果、血液の流れを良くする(いわゆる血液サラサラにする)効能、血圧を下げる効能があります。
そのため、高血圧を防ぎ、脳卒中や動脈硬化の予防が期待できます。

② 老化を防ぐ。

ルチンには抗酸化作用があります。
そのため、老化を防ぐ効果があり、ひいては認知症の予防も期待されています。