フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)は、表向きは退役軍人だが、実はどんな依頼品も時間厳守で目的地まで運ぶプロの運び屋。
「契約厳守、依頼者の名は聞かない、依頼品は開けない」を鉄のルールとして自らに課し、その天才的な運転テクニックもあり、警察に目を付けられることもなくフランスで暮らしていた。
そんなある日、フランクは大きなカバンの輸送を頼まれる。
いつも通り車を走らせたフランクだったが、途中でタイヤがパンクし、修理のためトランクをあけるとカバンが動き、中に人が入れられていることを知る。
気にとめないようにしていたフランクだったが、結局自らのルールを破りカバンを開けてしまう。
すると、そこには手足を縛られた美しい東洋人女性ライ(スー・チー)がいた…。
フランクはなんとか無事に受取人に荷物を届けたが、受取人であるウォール(マット・シュルツ)は、フランクがカバンを開けたことを察し彼を殺害するため、荷物と称して爆弾を渡し輸送を依頼する。
何も知らないフランクは爆弾を乗せてそのまま車を走らせる。
だが、途中、休憩で車を離れた時に荷物が爆発。九死に一生を得るが、車は吹き飛ばされてしまう。
ハメられたことを知ったフランクは、再びウォールのところへ向かいひと暴れする。
彼の所有するベンツを奪い、全米川下り選手権へ出場するが、その車の後部座席にはライが逃げ込んでいた…。