昭和41(1966)年に竣工した「新宿駅西口広場」設計した坂倉準三(1901~1969)は、近代建築の巨匠、ル・コルビュジエのもとで建築や都市計画に携わったモダニズム建築史上最も重要な建築家の一人です。
巨大な開口部のあるロータリーは、誕生から半世紀を過ぎていますが、今も完成当時の面影は残されています。
その西口から広がる新宿副都心は、昭和、平成、令和にかけて、最も大きく姿を変えてきた場所…それは、建築家たちの夢の実験場だったのです。
そして、摩天楼とレトロが麗しく共存する街をふらり歩けば意外なアートがそこかしこに…驚きと発見の新宿西口物語。

<Art Traveler>小堺一機
<ナレーター>シシド・カフカ