ストーリー
元CIA工作員のジョン・クリーシー(デンゼル・ワシントン)は、16年続けた対テロ活動中に、愛する人を失い絶望の淵にいた。
友人のレイバーン(クリストファー・ウォーケン)の紹介で、メキシコに住む富豪サムエル・ラモスとその妻リサ(ラダ・ミッチェル)の一人娘ピタ(ダコタ・ファニング)のガードマンを引き受けることになる。
メキシコでは、金持ちを狙った誘拐事件が頻発しており、富豪子息のほとんどは護衛付きで登下校し、万が一の誘拐時身代金を保証する誘拐保険まで存在するほどだった。
ピタの護衛を始めたクリーシーは、最初こそ頑なな態度を崩さなかったが、次第に天真爛漫なピタに心を開き、親子にも似た愛情が通い合うようになる。
ある日、ピアノのレッスンに出掛けたピタとクリーシーは突如誘拐団に襲われ、ピタはさらわれ、クリーシーも激しい撃ち合いの末、瀕死の重傷を負った。一味はサムエルに電話で2千万ドルの身代金を要求、
警察の誘拐対策部の警部補と共に現金を指定の場所に運んだが、何者かにその金を横取りされてしまう。
直後、一味のボスから電話が入り、交渉の決裂が宣言され、ピタは還らぬ人となった…。
一方クリーシーは、療養中にピタの件を知る。その後、復讐に燃えるクリーシーは、情報を集める中、一味のメンバーを撃ち殺したことで一味から追われる身となる。
だが、一味のボスを追ううちに、クリーシーは驚愕の事実に直面する…。