>>277
古文書読むの趣味なんで前に島津家文書に残る古田織部が島津義弘に作陶指導してる書状を一部現代語訳したのがあるから貼っとくよ
何巻だったか忘れたけどこの場面も出てくるよ

(慶長18年)1612年11月22日付島津義弘宛古田織部書状(島津家文書)

只今こちらに着きました肩衝茶入は2つとも形が良い物です。しかしながら釉薬は良くありません。薬は黒めの釉薬をたっぷりとかけるほうが良いでしょう。所々に白が混じるのも良いでしょう。
形は(陶工に)成形させる方が良いでしょう。今こちらに届いた茶入れよりも少し背を高く作らせた方が良いでしょう。大きさはこれくらいで良いと思います。
尻がすぼまらないように(陶工に)命じてください。口や肩の部分は良いと思います。2つの内釉薬の黒い方をいただきます。もう一つは再度確認のためご覧になってください。なのでお返しいたします。