山奥で、独り静かに暮らす元米兵のベンジャミン(ロバート・デ・ニーロ)は、20年前に妻と離婚し、息子クリス(マイロ・ビンティミリア)とも疎遠になっていた。
ある日、クリスから「孫の洗礼式に出席してほしい」と電話がくるが、気乗りしないベンジャミンは適当な理由を付けて断ってしまう。
何となく重たい気持ちでいると、足の古傷にいつもの痛みがあり、仕方なく薬を買いに車を走らせる。
すると急にエンジンが煙を噴き、何もない山中で立ち往生してしまう。
途方に暮れていると、コバチ(ジョン・トラボルタ)と名乗る東欧なまりの男が現れ、難なく車を修理してくれる。
雨が降り出し、ベンジャミンはコバチを自分の小屋に招待することに。
お互いボスニア・ヘルツェゴビナの戦場にいたことも分かり、楽しいひとときを過ごした。
翌朝、2人は連れ立ってハンティングへと向かうが、しかし、今まで陽気だったコバチの態度が急に豹変。
実は、彼の正体はセルビアの残虐な民兵組織の生き残りで、処刑と称し自分を撃ったベンジャミンに復讐しに来たのだった。
コバチはベンジャミンに弓を向け、容赦なく矢を放つ。命からがら逃げ出したベンジャミンが山小屋近くまで戻ると、ちょうどクリスが家族を連れて訪ねてきていた。
そこへコバチも現れ、今度はクリスに弓を向け、ベンジャミンを挑発。
家族を狙われ激高したベンジャミンはこの戦いを受けて立つことにするが…。