近未来の世界のような、巨大な機械が並ぶガラス張りの通路。ここがゴミの焼却工場と知れば、誰もが驚くでしょう。『広島市環境局中工場』は日本一美しい清掃工場。設計したのは、ニューヨーク近代美術館や葛西臨海水族園などで知られる世界的建築家・谷口吉生。
閉鎖的な清掃工場が多い中、なぜ谷口は「見せる」建築にしたのか?そして、建築を貫く一本の線の意味とは?
自身の建築について語ることを避けてきた谷口吉生が今、設計に懸ける思いを語ります。

<Art Traveler>八木亜希子
<ナレーター>内田有紀