実際にアンドレア・ゲイル号が僚船と交わした最後の交信は、
巨大な波が向かってきたことを知らせるものであった。
その後の捜索では、非常用位置指示無線標識装置(EPIRB)、
空の救命ボート、燃料タンクなどが見つかったのみであり、
船体も乗組員もついに発見されなかった。