事実に基づくストーリーとあったが、リアム以外の登場人物の全員がクズ過ぎる悪党ばかりなので、どこまでが事実なのか疑心暗鬼に陥ってしまう。

2012年のロンドン・オリンピック後の不況が舞台だが、その不況時の舞台だけが事実で、その利権に群がる悪党どもは虚構の産物であると思いたくなるほどに荒み切っている。
東京オリンピックも目に見えないところで、同じような汚職、収賄、恐喝、殺人等々の悪事のオンパレードがまかり通っているのではないかと勘ぐりたくなってくる。

いや、まてよ?  多かれ少なかれ、同じようなことが???

結末も救われるようなスッキリとした幕引きではなかったが、ハリウッドものとは一味違う硬派なノワール感は味わえたので、一見の価値はありの3.2点といったところかな。

日本でもAOKIがね