原題は The Net であるが、日本におけるタイトルは、『ネット』では "網" を連想させ、内容が想像しにくいため "インターネット" が採用された。しかし、それでも『インターネット』だけではインパクトに欠けることから、定冠詞である "the" もタイトル表記に付した形で、最終的な日本語題は『ザ・インターネット』となった。本来 "Internet" の頭に "the" を付けた場合、発音は「ザ」ではなく「ジ」になるのが正しいが、日本人の英語への馴染み度合いや、ネーミングとしての安定性、響きの持つインパクトなどを総合的に考慮し、もっとも客受けが良さそうな「ザ」を敢えて採用している。この傾向は『ザ・エージェント』、『ザ・インタープリター』、『ザ・インタビュー』などにもみられる。