脳の10パーセント神話とは
「ほとんど、あるいはすべての人間は脳の10%かそれ以下の割合しか使っていない」という長く語り継がれている都市伝説である。

もし脳の10%しか使用されていないのであれば、残りの部分へのダメージは脳のパフォーマンスに影響を与えないはずである。
実際には、ダメージを受けても能力の喪失をもたらさない脳の領域は存在しない。
脳の小さな領域への微小なダメージであっても重大な影響をもたらし得る。

脳スキャン画像が示すところによると、人間の脳は何をしている時でもすべての領域が活発に働く。損傷していない限りまったく機能していない脳の部位は存在しない。