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2021年
芸能プロデューサーによる度重なるセクハラで精神的な苦痛を受けたとして、元所属事務所「ギザアーティスト」を相手取り、
慰謝料など計1千万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こし、3月18日に第1回口頭弁論が行われた。
事務所側は事実関係について否定した。
3月23日、愛内里菜としての再始動を発表。
5月、「ギザアーティスト」が「芸名を承諾なしに使ってはいけない」との契約条項を根拠に「愛内里菜」の芸名を使わないよう愛内に求めて提訴。
10月13日、セクハラをめぐる訴訟の判決公判が行われ、大阪地裁は、2人は当時恋愛関係にあり2010年の引退後も男性側に資金援助を求めている
ことなどからセクハラの事実を認めず、愛内側の請求を棄却した。
愛内の「平成15年の紅白歌合戦への出場が決まった後にAから『紅白に出場させてやったんだから、俺の女になれ、セックスさせろ』と肉体関係を
求められた」との主張に対して、大阪地裁は、「その時点では既にAと男女関係にあったのであるから、上記主張は前提を欠く」とした上で、
「原告の本人尋問における供述ではその内容が上記の主張内容と変遷していることも相まって、その主張内容が具体的であればあるほど、
その主張する具体的事実全体が前提を欠くものではないかとの疑念を抱かせるものといわざるを得ない」と判示した。
愛内の「Aによるセクハラないしパワハラによって極度のストレスを受けた結果、様々な身体症状が生じたことから、Aから離れるために芸能活動を
引退せざるを得なかった」との主張に対して、大阪地裁は、「芸能活動引退直後にペット事業の支援を求めたという事実経過は、
Aによるセクハラないしパワハラが存在したという前提と整合しない」と判示した。