一方、政治家とメディアは、山火事の悲劇は温暖化が招いたものと決めつけている。ドイツでは今や、凶事は全てCO2か、もしくはプーチン大統領のせいだ。

ただ、山火事に関して言えば、猛暑だけで火は点かない。発火の原因は、85%はタバコや焚き火の不始末、送電線のスパーク、放火など、人間由来だそうだ。ただ、原因が何であれ、火は燃えるものがあるから広がる。だから、本来なら防火帯を作ったり、計画火災で木を減らしたりしなくてはならない。それを怠れば、一旦点いた火は乾燥や風でどんどん広がる。実際にロドス島でそれが起こった。

ただ、ギリシャでの山火事は珍しくない。15年も前から、夏になると必ずと言ってよいほど大規模な山火事が起こっている。そして燃えた場所には、なぜか2年後ぐらいに高級ホテルや高級マンションが建つという。建築許可の下りない自然保護地域も、いったん燃えれば規制が外れるから、燃えてもらうのが一番手っ取り早いらしい。しかも今なら山火事は温暖化のせいだ。

https://sora.5ch.net/test/read.cgi/livetbs/1736289271/95

>ただ、もし、そのうち今年の“冷夏”が確定したら、政治家と主要メディアは、「気候変動による異常気象だ!」と主張するだろう。CO2増加のせいで、暑くても異常気象、寒くても異常気象というのが、ドイツの苦悩の夏である。