2017.05.17

英語の話せるイチローは、なぜ一流の通訳を雇うのか
日本人メジャーリーガーの「英語事情」
長谷川 滋利

■イチローが苦労すること

イチロー選手なんかは、今でもアラン・ターナーという優秀な通訳を介して喋ることが多いですね。
誤った情報を決して出さないという狙いと、彼の場合はイチローというブランドがありますから、それを壊さないようにしている側面もあるのかもしれません。

僕の場合は発音や文法が多少、間違っていても却ってギャグっぽくなってくれて、「ハセガワはおもろいヤツやなあ」というイメージに転んでくれたことも少なくなかった。でも、イチロー選手の英語は文句なく上手ですが、発音が少し違うとか、彼くらいの選手になるとそれくらいでもつまらんことを言ったりしてくるヤツもいるんです。