大手芸能プロのマネージャーによるセクハラ・パワハラといえば、2008年に練炭自殺で亡くなったフリーアナの川田亜子さんを忘れてはならないだろう。というのも、享年29歳という若さで亡くなったのは、当時、業界ではコワモテと恐れられていた芸能プロのマネジャーT氏によるパワハラが原因だと囁かれたからだ。

「川田さんはもともとTBSの女子アナでしたが、T氏の口説きに応じるかたちでフリーに転身し、この芸能プロに所属しました。ところが、川田さんが仕事を通じて他の取材関係者に傾倒したことに嫉妬したT氏が、マネジャーの立場を利用して、仕事を干したんです。自殺はその直後だっため、本来なら、T氏の言動との因果関係が検証されるべきですが、その芸能プロも、ジャーナリズムであるはずのワイドショーやスポーツ紙も見て見ぬふりをしたんです」(前同)

 ハイボールのCMや人気ドラマ『半沢直樹』(TBS系)続編への出演などで再ブレーク中の女優・井川遥も、その昔、T氏のマネジメントを断ったことで、業界から一時干されたことがあったという。

 川田さんが非業の死を遂げてから12年。

 新型コロナ感染拡大の渦中に、ワタナベエンターテインメント、次いでホリプロという大手芸能プロ所属のマネジャーによるセクハラが発覚した。

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