富士山(3776メートル)の初冠雪が史上最遅を更新している。平年日は10月2日。2022年は9月30日、23年は10月5日に初観測が発表されたが、今年は10月中に初冠雪の便りは届かず、1894年の観測開始以来、初めて11月に持ち越された。ちなみに、統計開始からこれまで最も初冠雪が早かったのは2008年の8月9日、最も遅かったのは1955年と2016年の10月26日。

富士山の初冠雪は山梨県側の甲府地方気象台から職員が目視で山肌に積雪を確認して発表している。静岡県側や麓の自治体から見えても、甲府で視認されない場合は初冠雪とはならない。

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