> 末期がんとなると余命が問題となりますが、実は余命って予測が外れることの方が多いんです。国立がん研究センターの医師を集めて、末期がん患者さんの余命を予測してもらうという実験がありました。

その結果、1/3しか予測が当たらず、1/3が余命を長く予測し、1/3が余命を短く予測していました。

がんの専門集団であるがんセンターの医師でも、1/3のしか当たらないのですから、余命予測は難しいのです。

また、末期がんいうと、呼吸困難であったり寝たきりだったりというイメージを持たれがちですが、亡くなる1か月前くらいまでは多くの患者さんが大きな支障なく日常生活を送ることができます。「本当に末期がんなの?」と言われるくらい元気な人もいます。