>>211
総務省統計局の小売物価統計調査から米価の年次推移。1950年から2012年までの米5kgあたりの価格の推移をグラフ化した。調査対象となる米の銘柄は以下のように変化している。

https://nenji-toukei.com/ns/kiji/10027

1950年の米価は5kgで495円。当時と現在の消費支出を元に現在の価値に換算すると11824円となっている。いかに”銀シャリ”が高価だったかが分かる。その後、米の生産量が増えるとともに価格は下がり、1962年には3634円(換算値)まで下がり、97年には1927円(換算値)と二千円台を割り込んでいる。2012年に2223円に跳ね上がっているのは、比較対象の米の銘柄が変わったためだ。

一方、実際の価格で見ると、1970年代以降、米の値段が急騰し、94年には最高値の3081円となっている。この間、現在の価値に換算した米価はほぼ横ばいか、若干低下しており、米の値段が上がったというよりも、経済水準にあわせて米価が上昇したためと思われる。