>>60
1993年9月でのオスロ合意は、イスラエルがそれまでの戦略を転換したものと言えた。この合意は、イスラエル軍が占領地のヨルダン川西岸とガザ地区から撤退し、パレスチナ側が暫定的な自治を始めるものとした。

その際、イスラエル政府は、受動的に見えていたムスリム同胞団ではなく、野心的なPLOのリーダーたちを自治政府の担い手として承認し、頼りにすることにした。イスラエル政府としては、PLOに自治を認めれば、パレスチナ大衆の反イスラエル感情を抑え込んでくれると期待していた。

5.ハマスはイスラエルに「必要」な存在だった...
https://note.com/zenika/n/n367583e1a28d