小羊がその七つの封印の一つを解いた時、
わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。そして見ていると、見よ、白い馬(第1の騎士)が出てきた。そして、それに乗っている者は弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上になお勝利を得ようとして出かけた。

小羊が第二の封印を解いた時、
第二の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。すると今度は、赤い馬(第2の騎士)が出てきた。そして、それに乗っている者は、人々が互いに殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許されていた。また、大きなつるぎも与えられていた。

また、第三の封印を解いた時、
第三の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、黒い馬(第3の騎士)が出てきた。そして、それに乗っている者は、はかりを手に持っていた。すると、わたしは四つの生き物の間から出てくると思われる声が、こう言うのを聞いた、
「小麦1マスは1デナリ。大麦3マスも1デナリ。オリブ油とぶどう酒とをそこなうな」

小羊が第四の封印を解いた時、
第四の生き物が「きたれ」と言う声を、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、青白い馬(第4の騎士)が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」といい、それに黄泉(よみ)が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、剣と、飢饉と、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが与えられた。