所属事務所によると、7月1日に大阪府警幹部から杉浦の父親の知人を通じて「今日中に被害者に対して示談金60万円を払えば不起訴処分になるが、払わなければ起訴される」という申し入れがあったという。所属事務所側は「相手側に金を払えば非を認めたことになる」として、示談金支払いを拒否。翌7月2日に処分保留で杉浦が釈放され、7月3日に大阪地検は杉浦に対して傷害容疑については嫌疑なしで不起訴、恐喝容疑については起訴猶予として決着した。

処分後の初会見で杉浦は、

「任意の事情聴取は一度もなく、朝起きたら6人の警察官に逮捕されて、状況が把握できないまま大阪に向かう新幹線に乗せられた」
「(恐喝容疑の起訴猶予について)友達同士のケンカであり、脅したつもりはないので納得していない」
と捜査機関を批判する一方、

「Aが自分の家に遊びに来た時に金を盗む現場を目撃し、問い詰めたら盗んでいた事実を認めて謝罪して金を返す意志を見せていたのに、金を返さずにゲームセンターで遊んでいると聞き、2000年12月に大阪で会った際にあの誠意は何だったのかと思ってグーで頬を殴った。傷害と言ってもひっぱたいた程度。(「鼻血程度」という報道があったが)鼻血も出ていない」
と暴行の一部は認めながらも被害者とされたAの問題点を上げつつも、

「(Aは)友達なのでこれ以上争うことはしない。彼も謝ってくれた」