それが14週連続で大々的に報じた『週刊文春』のキャンペーン報道だ。1999年10月から、複数の元所属タレントらの証言をもとに性加害を含めた様々な疑惑を掲載し反響を呼び、国会でも審議されることになった。2000年4月、第147回国会の衆議院「青少年問題に関する特別委員会」にて、自民党の阪上善秀衆院議員(当時)がこの問題を取り上げたのだ。

しかし、捜査に進むなどの進展もなく、ジャニーズ事務所らが『週刊文春』の記事を名誉毀損だと訴えた裁判で、東京高裁が性加害の事実を認定しても、大手メディアは黙殺に近い扱いだった。事務所に対して事実関係の調査などを求める社会的な機運も高まらなかったのである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c7b6c68de16962103a7a4a53bf746ad431636dea
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