杉村は、この場面の動画を「何度も見た」とした上で、「実際にプレーしている立場からすると、あれは危険な行為だと言われる可能性は十分ある」と分析。
「20メートル弱の距離をノーバウンドで、ダイレクトであそこまで行くというのは、画面で見る以上に相当威力のあるボールだと思います」と、プレーヤー目線で語った。

続けて「加藤選手のコメントで、“ボールを渡しただけだ”というコメントがありましたけど、ボールを渡すということは、必ず会相手とアイコンタクトする。
または相手の手前で1度ワンバウンドさせて渡すことが、基本的なマナーですよね?ボールを渡すという行為を、ダイレクトでいくっていうのは、
ちょっと危険な行為と言われても仕方ない」と、加藤の責任も指摘。

また、「故意にぶつけたわけではない」と説明している点についても「もし故意にぶつけてたとしたら、とんでもない犯罪者ですから。
この場合は、故意かどうかはあまり大事なことではなくて」とコメント。「テニスをやっている人間からすると、加藤選手には、
“あのヒットには一体何の意味があったんですか”と。本当にボールガールにボールを渡すだけだったとしたら、
やっぱりあまりにも強すぎるしダイレクトだし…と、やっている人間からすると感じました」と持論を展開した。