>>762
●小説「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚いて振り返った。」

●ライトノベル「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、
とかそういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである」
●村上春樹「後ろで大きな爆発音がした。あるいは気のせいかもしれない。
とりあえず今は驚いて振り返る前に、まずパスタをゆでようと思った。」
●村上龍「後ろで爆発音がした、汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して吐瀉物が足にかかる、
俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、振り返った。」
●北方謙三「不意に、背後から、爆音が轟いた。俺はまだ、死んでいない。
足を懸命に、動かした。天地が、ひっくり返った。何も、聞こえなくなった。」
●宇能鴻一郎「あたしの後ろで、大きな音がしたんです。あたし、もう、ビックリしちゃって振り向いた。」