例に挙げたのが、GLのアルゼンチン―ポーランド戦。「この試合で起こったことは本当に酷い判定だった。実のところ、メッシにPKを与えたダニー・マッケリーの決断は私が見た中で最悪のVARの判定だった」などと断じた。この試合では、ポーランドのGKシュチェスニーがクロスに飛び出した際、パンチングしようとした左手がヘディングしたメッシの顔に触れるように接触。VAR判定によりPKとなった。

 さらに、日本―スペイン戦についても言及。田中碧の決勝点は三笘薫が折り返した際にゴールラインが出ていたかどうかがVARで検証された。コリモア氏は「1ミリメートル以外は白線を越えているのに、それでも入っているとする状況に陥っているなんて信じられない。イングランド人からすればドイツが敗退したのは素晴らしいことだが、あのボールが入っていたとされたことは道徳的に間違っており、常識に欠けているように思える」と主張した。

「交通監視員がやって来て、『あなたのタイヤが0.00001ミリ線を越えていたので80ポンドの罰金を科します』と言うのと同じだ。それがどんな気持ちかみんな分かるだろう」とたとえ話で力説。「もしイングランドがあのような形で敗退していたら、私は本当に怒っていただろう。そして、あの2つの判定で再びVARがどんなものかが分かった。決められたことしかできない馬鹿げたものだ」と精密で厳格すぎる運用に疑問を投げかけていた。

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