>>331 衣替えの由来は、平安時代にまでさかのぼります。もともとは中国の宮廷で行われていた、旧暦の4月1日と10月1日に夏服と冬服を入れ替えるという風習が日本に伝わり、宮中で取り入れられました。

歴史

平安時代に伝わった衣替え。最初は夏の装束と冬の装束を入れ替えるだけでした。

しかし、鎌倉時代には着物だけにどとまらず、畳や御簾(みす)などの調度品も季節に応じて変えるようになっていったそうです。

江戸時代に入ると幕府によって武士の年4回の衣替えが制度化されました。またこの頃になると衣替えは庶民の間にも浸透していきました。

明治時代に入ると洋服が広がっていきます。最初は役人や軍人など、公の組織で洋服が採用されるようになりました。また暦が旧暦から新暦に変わったことに合わせて、6月1日に夏服に、10月1日に冬服に衣替えを行うことが制定されました。
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