やっぱりやばい奴やったわ

すでに指摘されているとおり、スン・シオンはがん免疫学の研究者ですらない。もっとも成功した「アブラキサン」は、がん細胞を死滅させる化合物の伝達メカニズムを改善した薬剤だが、化合物は1990年代から存在している。現在最も有望ながん治療法には、実際に免疫系を活用している場合もあるが、ひいき目に見てもスン・シオンはかなり出遅れ気味だ。「ムーンショット」という名称の権利を確保して「私が先だ!」ともいえない恐れがある。MDアンダーソンがんセンターは、2012年からこの名称を使用していると主張し、商標権侵害でスン・シオンを訴えているのだ。