アデノウイルスは体外でも長期に生残することがあります。3型は紙の上で10日間生残することがあり、2型は室温でモノの表面で3-8週間生残することがあるとのデータがあります。
1, 2, 5型は、扁桃やアデノイドや腸などに無症状のまま感染を持続し何ヶ月も何年もウイルスの排出を続けるようなことがあります。ウイルスの便中への排出は、最初は持続的ですがやがて間欠的になります。
免疫不全の患者では、7型などが、肝炎、腸炎、脳炎、肺炎など多彩な感染症を引き起こすことがあります。免疫不全の患者の感染症の研究の中から、新たな血清型のアデノウイルスがいくつか発見されました。免疫不全の患者の尿中や便中にアデノウイルスが排出されていることがあります。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/eiken/kansen-center/shikkan/a/adenovirus1.html