マイクを握った途端、「あなたは偽善者だ」と攻撃的質問を始めた高齢男性が、「格好つけている」「利口ではない」などと繰り返し批判、最後はマイクを地面に叩きつけたのだ。

その間、山本氏は以下のように何とかコミュニュケーションを取ろうとしたが、質疑応答がかみ合い始める前に高齢男性が物に怒りをぶつけて、立ち去ってしまったのだ(注1に「高齢男性と山本氏のやりとり」)。
それを見た山本氏は「器物破損ですよ」「今、あなたが投げたマイクはみんなが献金をしてくれて買ったマイクなのです」などと抗議した上で、質問者不在の中で問い掛けに答え始めたのだ。

(涙ながらに)悔しいな。あの人にも分かって欲しいのですよ。申し訳ないけれども、あの人だってどう見ても裕福な人ではないでしょう。
(涙声で)決して裕福でない人たちが、裕福でない者同士で石を投げ合ってどうするのですか。
分断に加わってどうするのですか。結局、見過ごされるのはそれを決めた政治、大企業じゃないですか。「政治で変えられるのだ」ということなのですよ。それを放棄して、どうするんだよ。

 いつまで持つのだよ、あなたのラッキーは。
いつまで持つのだよ。あなたはいつまで勝てるのですか。親がよっぽど金持ちなのですか。
海外に資産を逃がしているのですか。
あなたが、勝ち続けられるような約束のない世の中なのだから、あなたが丸腰でも生きているような世の中にするしかないじゃないか、政治を使って。