'15年に住吉会系四次団体の組長らが主導した診療報酬詐欺事件が発覚したことがあった。

組長らは、医師、歯科医師らと結託したうえで、患者役を用意。患者役は1~2回程度しか通院していないにもかかわらず、数十回通ったようにレセプト(診療報酬明細書)を偽造。

それを使い暴力団は診療報酬を騙し取り、患者役らは対価として謝礼を受け取っていた。

中堅もベテランも

「その患者役の中に10人近くの吉本芸人が含まれていたのです。仲介役は、しあつ野郎(41歳)というピン芸人でした。彼らは『犯罪につながるものだという認識はなかった』と主張、逮捕者は出ませんでした。

しかし、その際に捜査線上に浮かんだ芸人の中には、いまだにテレビや舞台で活躍している芸人も複数います。れっきとした暴力団のシノギに加わっておきながらです」(前出・記者)
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