朝霞少女監禁事件

2014年3月10日に朝霞市立朝霞第三中学校に通う当時13歳の中学1年生の少女が行方不明となる。自宅には探さないでと書かれたメモが残されていた。それから10日後には、迷惑をかけてごめんなさいと書かれた手紙が自宅に届けられた。行方不明の前には自宅前で若い男と話す姿が目撃されていた。

行方不明から丸1年を迎える2015年3月15日には、埼玉県警察は北朝霞駅と志木駅と上尾駅で警察官が8000枚のチラシを配布して情報提供を呼びかけた。これには行方不明になった少女の父親も参加した。このときの父親は一年も捜索活動が続くとは思っていなかった。

少女は2016年3月27日に警視庁に保護される。少女はそれまで男に監禁されており、男が長時間いなくなりそうな日に隙を見て逃げ出してきていた。少女は東中野駅の公衆電話から母親に助けを求める電話をかけて、そこで母親は110番通報するように伝えて自らも通報した。それから駆けつけてきた警察官に保護された。

翌3月28日に埼玉県警察は未成年誘拐の疑いで指名手配していた男の身柄を確保した。発見されたときは全身血だらけで、首をカッターナイフで切り自殺を図っていた。その男は同年3月に千葉大学を卒業して就職先も決まっていた。3月29日千葉大学は男の卒業を取り消した。