ロシアが近く侵攻すると切迫した警告を米側が発信しても、中国側は正面から受け止めなかった。
環球時報は2月19日、「米国の電話詐欺的やり方に要警戒」と題する社説を掲載。デマで危機をあおっているなどと主張し、世論をミスリードした。

ロシアが侵攻した2月24日、中国大使館は自国民向け通知で「パニックにならないで」と強調。自宅で待機し、車両で移動する際は目立つ位置に中国国旗を張るよう推奨した。
ロシア、ウクライナ両軍からの攻撃を避ける狙いとみられる。  

ところが、反米意識が高まる中国のインターネット交流サイト(SNS)では、中ロの対米共闘姿勢も影響し、ロシアを支持する一方で「ウクライナの美女を引き取ろう」などと同国をおとしめる書き込みが氾濫。
ウクライナの対中感情が悪化した。

中国大使館は2月26日の通知で、安全上のリスクが生じているとして、中国人と分かる物を掲示しないよう促した。