中国語の「韮菜猪肝」は直訳すると「ニラレバ」です。しかし、日本では同じ料理を「レバニラ炒め」や「レバニラ」と呼ぶのが一般的です。
実は、この呼び名は国民的人気を博したアニメ「天才バカボン」に由来しているのです。

「天才バカボン」は1967年(昭和42年)に週刊誌にてマンガ連載がスタート。1971年(昭和46年)にはテレビアニメも始まりました。
主人公の父親「バカボンのパパ」が「レバニラ炒め」が大好物と何度も口にしたため、日本では「ニラレバ」ではなく「レバニラ」の順でこの料理の名前が広まったと言われています。
バカボンのパパは、太陽は西から上って東に沈むといった思考の持ち主でした。
そのため、すでに日本に普及しつつあった中華料理「ニラレバ」について、「レバニラ」と読み上げたと考えられています。