東京と大阪で同時代に生まれる
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 天津飯のルーツは、佐賀県伊万里市出身で中国の食文化に詳しい辻学園調理
・製菓専門学校(大阪)の横田文良特任教授が「東京と大阪で同時代に生まれたようです」と教えてくれた。

 戦後間もないころ、大阪にあった中華料理店「大正軒」の中国人店主が、
郷里の山東省に近い天津に根付いていた蓋飯をヒントに、
天津でも大阪でもよく取れていたワタリガニを使って天津飯を考案。
偶然ほぼ同じ時期に、東京の中華料理店「来々軒」の日本人店主も
「早く食べられるものを」と、かに玉をのせた丼料理に酢豚風のあんをかけた天津丼を生み出したという。