ほう

大正時代に大坂城近くの馬場町に開業した大正軒の山東省出身の亭主が、戦後の食料不足の際に売り物がなく、天津の食習慣である「蓋飯」(皿盛りの飯におかずを載せたもの)を発想のもととし、天津で多く獲れたワタリガニの蟹玉で作り、上からとろりとした餡をかけた「芙蓉蟹蓋飯」を作った。