陽は高く登り、深々としたラジオの沼に心を休める時、はるか半蔵門の上空を、音もなく流れ飛ぶ電波は、たゆみない下ネタを告げています。

果てしないデータバンクの海を、豊かに流れゆくリスナーのメールに心を開けば、馬券とビールの物語も聞こえてくる、薄力に溢れた構成作家のなんと騒々しいことでしょうか。
寒さ凌ぎのために差し入れられた藁を食べてしまった黒歴史の数々も、まぶたに浮かんで心を苛みます。

これからのひと時、土曜日午後の55分間、あなたにお送りする音楽とお下品なトークの定期便、「福のラジオ」。
1972年11月の上野動物園への旅をお届けするパイロットは、わたくし、福山雅治です。