荻上チキ/『みらいめがね2』発売中
@torakare
1)安倍氏の回復を願います。法治国家と民主主義の基礎となるのが選挙。事件を受け、候補者などの演説を取りやめる動き。選挙報道や選挙情報の共有も減少。これまでも複数候補者への脅迫や暴力が続いていましたが、政治家や候補者への暴力は、当事者はもちろん、市民社会への攻撃にもなります。→

2)テロ、暗殺、狙撃事件、いかなる表現になるのかはわかりませんが、今回の攻撃による「間接的な影響」も大きいでしょう。他者集団や個人の英雄視or悪魔視、属性に絡めた非難、規制論議・治安論議、etc。「攻撃による社会的影響」の拡大を避け、自覚することもまた重要かと思います。→

3)今後、警察発表や「卒アル報道」により、職業、経歴、疾病、あるいは自宅本棚の書籍や過去の作文など、「断片的な属性情報」が報じられるでしょう。メディアはそれらを、直ちに事件の本質のように語ることに慎重であってほしいです。むしろ「属性」「本質」に還元する身振りへの注意喚起も必要です→

4)「惨事報道」に触れることは、心身に大きな負荷を与えます。報道から離れたり、心理的安全の確保できる人と話したり、緊張で冷えた手足を温めたりといったコーピング(ストレスへの意図的な対処法)も試してみてください。以下は、無償の心理的危機対応ツールです。
http://stopijime.jp/pcop.html