東京23区「生活保護」調査…保護率トップは「足立区」だが、「増加率」トップは都心3区の一角。東京のド真ん中で「生活保護受給者」が激増しているワケ

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都道府県別にみていくと、2022年、生活保護率(被保護実人員の1ヵ月平均÷各年10月1日現在総務省推計人口(総人口)×1,000)が最も高いのは「沖縄県」で2.24%。「北海道」「青森県」「福岡県」と続き、「東京都」は第5位。東京都のような大都市は貧困に直面しやすい単身高齢者や、母子世帯が多くなり、生活保護率を押し上げています。

東京都に焦点を絞り、生活保護の実態に迫っていきましょう。生活保護世帯を詳しくみていくと、家族のなかに働いていない人のいない世帯は全体の84.7%と圧倒的。一方で世帯主が常勤で働いているのにも関わらず生活保護を受けているのは全体の9.8%。このなかには、働いているにもかかわらず十分な収入を得られず貧困状態にある、いわゆるワーキングプアが相当数いると考えられます。