>>717
スズメは「チュンチュン」、トンビは「ピーヒョロロ・・・・」というように、鳥は種類によってだいたい鳴き方が決まっています。

この鳴き方は、ひなから育っていくときに、親鳥や仲間の鳴き声をまねて、練習しながらだんだんじょうずになっていくものなのです。
ところが人間にかわれている鳥は、親や仲間がそばにいないことが多いために、正しい鳴き方をまねて練習するチャンスがないのです。
そこで、とりあえず近くにいる人間の言葉を練習してしまう、というわけなのです。

キュウカンチョウやインコばかりでなく、じつは、どんな鳥でも、人間にかわれている鳥は人間の声をまねしようとしています。
しかし、ほとんどの鳥は舌が小さいのと、のどのしくみが人間とはまったくちがうために、人間のような言葉にはならないのです。
ところがキュウカンチョウやインコやオウムは、舌やのどのしくみが少し人間とにているのです。
そのおかげで、人間の言葉ににた声を出せるというわけです。