大正11年(1922)2月|9か国条約、海軍軍縮条約が調印される:日本のあゆみ
9か国条約、海軍軍縮条約が調印される
外交報告   大正10年(1921)11月から開催されたワシントン会議では、大正11年(1922)2月6日に9か国条約と海軍軍縮条約が締結されました。日本・イギリス・アメリカ・フランス・イタリア・ベルギー・ポルトガル・オランダ・中国によって調印された9か国条約は、中国の主権・独立を尊重すること、中国における各国民の商工業上の機会均等主義を樹立することなどが規定されました。日・英・米・仏・伊の5か国が締結した海軍軍縮条約では、

各国が保有する主力艦の総トン数比率を5:5:3:1.67:1.67と定めました。

掲載資料は、大正10年12月7日、内田康哉外務大臣などが枢密院でワシントン会議の経過などについて説明した内容の記録です。