バラバラの遺体は群馬県警の警察官や地元の医師、看護師らの手によって1つ1つ検視し、身元を確認して土の汚れを取り除いてから丁寧に安置された。しかし、どうしても氷やドライアイスは暑さですぐに溶けてしまう。ウジも湧く。安置所とその周辺は腐敗臭とお線香の匂いで一杯になり、それらが混じり合った異臭が遺体の安置作業を続ける日航社員の髪の毛や衣服にもこびり付いた。