南海トラフ巨大地震がいつ起こってもおかしくないとされている中、
「スロースリップ」現象が注目されています。

通常の地震では、断層が高速ですべって地震波を出します。これに対して、スロースリップは、
断層がゆっくり動いて、地震波を出さずにひずみエネルギーを解放する現象です。

スロースリップそのものが大きな地震を引き起こすかどうかは現時点では不明ですが、
東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震や能登半島地震でも事前に発生しており、
南海トラフ巨大地震との関連性も指摘されています。