め組の大吾 救国のオレンジ

若き消防官達が特別救助隊員として奮闘する物語。
主人公の斧田駿は消防職員2年目にして東京消防庁随一難関と言われている救助選抜試験に1発合格。
順風満帆だと思い込んでいた斧田は百戦錬磨の救助隊員の助教、山上恭介の厳しい指導の日々に疲弊していた。
そんな中、研修で同じ小隊になった中村雪と十朱大吾と仲間になり、お互いを理解し合いながら共に厳しい研修を乗り越えていく。

一方、前作め組の大吾から登場していた甘粕士郎は、東京消防庁に新たなレスキューのスペシャリスト集団、「め組」を作るべく千国市消防局から招かれていた。
時は流れ、数ヶ月後、斧田駿は不破消防署特別救助隊勤務を命ぜらる。そこに居たのは同期の十朱大吾、隊長は斧田達の元教官である山上恭介だった。

しかし、初の女性特別救助隊員資格を手にした雪は同じ資格を持つ同期の中で、自分だけ特別救助隊に配置されなかったことにやきもきしている。
そんな中、ホテルニューナイシス火災の合同葬で、社長の獄死についてマスコミから詰め寄られた際、「殺していた」といいかけた所を甘粕に止められ、「め組」の研修に誘われる。