不老不死の人間はかならず若くて健康であり、ベッドに横になることなどせず、ガンなどの疾患で苦しむことは永久にないかのように描かれます。

しかし、生きていればどこかで事故や天災に遭うこともありえるわけで、そうした時にガレキの下に閉じ込められてしまった場合、そこから出られないまま、たとえ救助活動が打ち切られたとしても、生き続けるしかありません。

不老不死と無敵がほぼ同義であるような考え方があるように感じますが、普通の人間が単純に永遠の命を手に入れた場合、こうした災いから逃れる術はありません。

現在予期されているだけでも核戦争や隕石の衝突、太陽の消滅などさまざまな危険があるわけですが、それらすべてに対して心配しなくてはならないのは非常につらいものです。

また、それも地球がそれらの災害までずっと存在すれば、という仮定に立っているわけで、ずっと生き続けることが幸せをもたらすとはとても言えなさそうです。