札幌の不動産関係者は、当時の騒ぎを次のようにふり返りました。

「彼らが求める森林は水源として価値のあるところはほとんどなかった。結局、事情を知らない海外の富裕層がブローカーにどうにもならない土地をつかまされたというのが真相だ。今ではブローカーもいなくなり、このあたりでは買収の話はなくなった」

結局、今回の取材で少なくとも北海道では外国人が所有する森林が水資源をめぐるビジネスなどに使われたケースは確認できませんでした。

それどころか狙われていたのは水資源ではなく、海外の富裕層だった可能性さえー。