>>283の中編B

>>287>>293の続き
押井の『ビューティフルドリーマー』も後年の『涼宮ハルヒ』の“エンドレスエイト”と混同されているが両者は全く異質別物であり…押井は辛く苦しく醜い現実を直視せずに楽しく気持ちよく美しい夢幻ばかり見ているとトンデモないことになるということを警告していたのであり
一見、昨今の異世界転生やら仮想現実やらの先駆開拓のようでいて昨今の有象無象が“辛く苦しい現実なぞさっさと捨てて楽しく気持ちいい夢幻に没入せよ”一色なのに対し…“楽しく気持ちいい夢幻から目覚めて辛く苦しい現実を生きろ”だったのだから包装紙や外箱は同様でも中身内容は正反対
また『パトレイバー劇場版2』では、もっと具体的にコレでもかと“嫌な現実を見ようとしない”“簡単に夢幻に騙される”日本人を描写しており本当に注目するべきは“オウム真理教飛行船毒ガス散布の物理的な予見”ではなく…“現実に橋が爆破され街中を戦車が走行していても以前と不変な日常風景”と“現実に存在しない架空の戦闘機に翻弄され狼狽える各組織”であり
(長文エラーなので分割)