ロウニンアジには毒があります。“シガテラ毒”と呼ばれるその毒は、魚が食べるエサに由来する毒。
熱帯の海に生息する大型の魚が保有している可能性が高い毒だそうです。

シガテラの毒に当たってしまった場合、食中毒のような症状が出ます。魚を食べてから1時間~8時間ほどで発症し、場合によっては2日以上してから症状が出る場合もあります。

吐き気や嘔吐、下痢、腹痛や血圧の低下、脈拍数の減少といった症状の他、特に特徴的なのは「ドライアイスセンセーション」と呼ばれる症状。
これは温度感覚異常のことで、冷たいものに触れるとドライアイスに触れたかのように痛みを感じたり、暖かい物に触れても冷たく感じたりするといった症状です。