「かかりつけ医はどこに?定義あいまいで診療受けられない患者も」(NHK時論公論)
2022年02月18日 (金)

日本医師会がおととし行ったアンケート調査ではかかりつけ医が「いる」とこたえた人の割合は全体の55.2%。半数以上の人が、いると答えています。

ところが、この「いる」という答えは、患者の側が、そう思っているだけで、本当は、そうではなかった。かかりつけ医がいるわけではなかった。そう思わざるを得ないような事態が、コロナ禍、全国で相次ぎ、問題となりました。

例えば、ワクチンの接種です。
高齢者が、診療所で予約を取ろうとしたところ、「うちは、あなたのかかりつけ医ではありません」といって、受けつけてもらえなかった、という事例が各地で相次ぎ、大きな問題となりました。

また、在宅療養の往診を頼んだが断られた、とか、日頃から複数の医師にかかっているが、一体、誰が、かかりつけ医なのかがわからない、といった苦情や相談も自治体の窓口などに寄せられています。
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