2本目でも「トリプルコーク1440」を組み込んだ構成を五輪で初めて成功させたが、91・75で2位の評価。「おかしいなと思って、
イライラしてて」と振り返ったが、強じんなメンタルが平野歩を支えた。
「この怒りが切れないなかの3本目。それはいい意味で、いつも以上に、怒りとともに集中できていた。また普段とは違う強い気持ちでスタートできた」。

とはいえ、3回目を行う前には別の選択肢もあったという。「フロントサイドダブルコーク1620」などの技もあり、
「迷ったが、必要ない。1位のスコッティ(の得点が)が今までできたこともあるルーティン。トリプルも入ってない。
僕が新しい技をするにはリスクが高すぎるなと思った。
2本目やってたことを高さと着地の完成度を高められれば上回るだろうなと再確認があった」と冷静に判断。
「トリプルコーク1440」を貫き、「それを信じて良かった」と語った。