クリニック放火容疑者 税金滞納で土地建物差し押さえ 困窮か 01月14日 11時39分

大阪・北区のビルに入るクリニックが放火され、巻き込まれた25人が死亡した事件で、容疑者は、事件の前、税金の滞納が理由で所有する土地と建物を一時期、差し押さえられていたことがわかりました。
警察は、生活状況を調べるなど事件に至るまでのいきさつを捜査しています。

登記簿によりますと、谷本容疑者は大阪・西淀川区など2か所に、購入したり、相続したりした土地と建物を所有していましたが、
平成28年と令和元年に税金の滞納が理由で相次いで、一時期、差し押さえられていたことがわかりました。

捜査関係者などによりますと、このうち西淀川区の住宅は貸し出して家賃収入を得ていましたが、最近になって借りていた人は引っ越し、収入が途絶えていたということです。

また、事件の前、生活保護の受給について大阪市に相談し、受給には至らなかったこともわかりました。